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ガバナンス研究科 マレーシアの幹部公務員8人の日本研修を実施



専門職大学院ガバナンス研究科は8月24日~27日の4日間、マレーシア政府が設立した国家上級公務員養成機関「ラザック・スクール・オブ・ガバメント」と共催で、同国政府の幹部公務員(州政府地域調整官等)8人を対象とする日本研修を実施した。

この研修は「A Quest for Governance in Asia」を総合テーマとし、8月に日本、11月にマレーシアで開催される。主なテーマを「日本および各国の公共セクター改革とニュー・パブリック・マネジメント」、「日本政府の財務状況」、「日本におけるNPOと行政が協働して行う各種事業」とし、講義やワークショップを行った。

これらを踏まえ、26日には横浜市で「住民と行政の協働施策」や「住民による地域活動」に関する視察を行い、27日には東京都墨田区で「地域や防災」や「産業・観光振興における行政と住民の協働事例」についての視察を行った。

研修に参加したマレーシア政府の幹部公務員たちは、今後、この日本での研修を踏まえ、その成果を実際に反映させる方法について自国で研究を進める。11月下旬にマレーシア・サラワク州で実施される研修では、本学教員の参加のもと、導入策の検証や評価を行う。その後、研修の成果は行政施策に反映され、同国の地域発展を支える礎となる。