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情コミ学部 創設10周年記念シンポジウムを開催

社会で活躍する学部1、2期生と在学生によるパネルディスカッション

情報コミュニケーション学部は11月15日、学部創設10周年を記念したシンポジウム「情報コミュニケーション学部の原点と現点、そしてこれから」を駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催。学識者と教員、卒業生と現役学生によるパネルディスカッションが行われ、この10年間の歩みを振り返りながら学部の未来を探った。

情報コミュニケーション学部は2004年、現代社会の諸問題を扱う実践的な学部として開設。「人と社会が見えてくる」をキャッチフレーズに、社会の変革に主体的・能動的に貢献できる人材の養成を教育目標とし、これまでに約3100人の卒業生を輩出している。

シンポジウムでは牛尾奈緒美教授が総合司会を務め、石川幹人学部長が開会のあいさつ。10年間の歩みを振り返った石川学部長は、海外の大学との国際交流が広まっていることに触れ、「多文化や多様性を重視する学部の姿勢が具体化したもの」と成果を述べた。さらに関係者への謝意に続いて、2部構成で行われるパネルディスカッションのテーマを紹介。「本学部が20周年、30周年と発展していくためのヒントにしたい」と期待を込めた。
 
第1部では、初代学部長を務めた中村義幸教授の司会のもと、弁護士の横溝正子氏(1958年法学部卒業)、森達也特任教授、小田光康准教授によるパネルディスカッションが行われ、情報コミュニケーション学部の過去と現在を踏まえた未来への展望が、それぞれの知見から語られた。
 
続けて行われた第2部には、社会で活躍する7人の卒業生と現役学生1人の計8人がパネリストとして参加した。司会を務めた大黒岳彦教授から「現在の仕事と生活」「情報コミュニケーション学部に期待すること」「今後の抱負」などの質問が投げかけられ、各自が学生時代の思い出や社会人としての経験を踏まえて回答。大黒教授は「卒業生の成長した姿を見られて感慨深い。卒業後までつながる絆は、私たちにとっても学生にとっても財産」と思いを語った。
 
シンポジウム後に「ビクトリーフロア暁の鐘」で懇親会が行われ、石川学部長の開会あいさつに続いて、日髙憲三理事長、福宮賢一学長があいさつ。それぞれ情報コミュニケーション学部の10周年を祝福し、「これまでのように前向きな努力を続けて、より素晴らしい学部にしてほしい」(日髙理事長)、「情報コミュニケーション学部と共に力を合わせ、本学の発展を目指していきたい」(福宮学長)と期待を込めた。その後、向殿政男校友会長の発声で乾杯し、出席者は学生時代に戻って旧交を温めていた。