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首都圏父母会 就職懇談会を開催

4年の内定学生によるパネルディスカッション

連合父母会の首都圏11地区父母会(東京都東部・西部・南部・北部・多摩、神奈川県東部・西部、埼玉県東部・西部、千葉県東部・西部の各地区)は10月25日、就職懇談会を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催。対象となった学部3年生の父母約1400人が参加した。

この懇談会は、就職活動を控える学生の父母に対し、企業の採用動向や学生の就職活動状況、大学の就職支援体制など最新の情報を提供することで、父母の不安を取り除き、子息・子女への効果的な支援とコミュニケーションを促すことを目的に開催されているもの。

福宮賢一学長は冒頭あいさつで、厳選採用が続く中でも明大生に対する企業の評価が高まっている現状を紹介。「全学を挙げて支援体制を整えている。それぞれが個性を伸ばし、素晴らしい成果につなげてほしい」と、“就職の明治”としての意気込みを表した。

続いて、矢ケ﨑淳子就職キャリア支援副センター長(法学部教授)、福田敏行就職キャリア支援部長が、それぞれ就職支援体制について説明。年間3000社の企業訪問・5000件の求人がある求職状況や、就職活動に臨むにあたっての心構えとして「絶対に就職する」という強い気持ちを持つこと、広い視野で就職活動をすること、就職キャリア支援センターを大いに活用することなどが語られた。

引き続き行われた講演会では、「東洋経済HRオンライン」編集長の田宮寛之氏(1987年経営卒)が、専門家の立場から就職活動と企業の採用動向について説明。景気や業績が上向いても必ずしも楽観視できないことや、採用活動の後ろ倒しによる影響などについて、最新のデータを用いて紹介した。親の関わり方についても「昔の感覚でアドバイスするのは要注意。金銭的な支援も含め温かく見守って」とアドバイスした。

第2部では、文系・理系別に会場を移し、大学の支援行事やサポート体制などについての概要説明があった後、4年生の内定者によるパネルディスカッションが行われた。内定者からは選考から内定までの経緯や親との関わり合いなどについて報告があり、参加した父母たちは、就職活動の最前線について理解を深めた様子だった。