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グローバル・ガバナンス研究科 開設記念ラウンド・テーブルを開催

パネリストと参加者を交えた意見交換

大学院グローバル・ガバナンス研究科(2014年4月開設)は12月6日、「21世紀におけるアジアからの発信~地球的規模の問題に挑戦するプロフェッショナルをどう育成するか~」と題する開設記念ラウンド・テーブル(円卓会議)を駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。海外の大学や国際機関からパネリストを迎え、これからの公共政策大学院のあり方について意見交換が行われた。

開会のあいさつに立った源由理子グローバル・ガバナンス研究科長は「素晴らしいパネリストとたくさんの参加者にお集まりいただいた。質の高いガバナンス研究を語るために、インタラクティブな議論ができる場にしたい」と、この日の趣旨を説明した。

パート1では「公共政策大学院の動向とチャレンジ」をテーマに、チュラロンコン大学(タイ)のスパチャイ・ヤヴァプラバース政治学部長、フィリピン大学のマリア・フェ・ヴィラメジャー・メンドーサ行政・ガバナンス大学院長、市川宏雄ガバナンス研究科長が、各国の公共政策教育などについて発表。これを受けて、国際協力機構(JICA)の加藤宏理事、国際通貨基金(IMF)シニア・エコノミストのジョバンニ・ガネリ氏、大六野耕作政治経済学部長が、それぞれの観点から解説や発表内容への質問を行った。

続けて行われたパート2は、パネリストと参加者を交えての質疑応答や意見交換。「各国の公共政策大学院がターゲットとする学生」や「アジア各国の経済発展による志願者数の動向」などの質問に各パネリストが回答し、予定時間を超える活発な議論が交わされた。

最後に源研究科長が「このラウンド・テーブルが、公共政策大学院間のネットワーク構築に向けた第一歩となり、今後の研究の視点を豊かにする場となれば」と語り、会場からの大きな拍手で幕を閉じた。