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明大で産学協同就業力育成シンポジウムを開催

「未来を創る、主体的な学びを」と安西理事長(中央)

主体性と応用力を持った学生を育てるため、新入生を対象に産学一体で実践講座を行う一般社団法人Future Skills Project研究会(理事長:安西祐一郎日本学術振興会理事長・慶應義塾学事顧問)は11月19日、駿河台キャンパス・アカデミーホールで「産学協同就業力育成シンポジウム2014」を開催した。

同プロジェクトには現在、約40の企業と20の大学が参加。人材育成を通じて日本の未来を創る取り組みは、その成果とともに日本の高等教育の現場に広がりつつある。

パネリストとして参加した本学の横井勝彦商学部長は「実践講座は就職活動を支援するものではないが、大学初年次に、社会で求められる能力を知ることはとても意義深い」と語り、これまでの本学の取り組みを総括。さらに、日本が立ち遅れている教育方法のグローバル化(世界標準化)の突破口としても、キャリア教育や課題解決型教育を含めたアクティブ・ラーニングの定着の必要性を訴えた。

シンポジウムの後半には、第1期生として実践講座に参加した現役学生(4年生)たちも登壇。15週にわたる講座履修後の変化について、「授業に臨む姿勢が変わった」「がむしゃらに勉強するうちに、本当に興味のある分野に気付いた」などと報告した。