Go Forward

研究・知財戦略機構 研究に関するガイドラインの学内講習会を実施

閉会のあいさつをする山本副学長

研究・知財戦略機構は1月15日、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」および「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」についての学内講習会を駿河台キャンパス・リバティホールで実施し、約60人が参加した。文部科学省が2014年に改正した2つのガイドラインについて、教職員に周知し、理解を高めることが目的。

開会のあいさつで、大木宰子理事長付特任補佐は「研究者個人の責任にとどまらず、大学全体で不正の起こらない仕組みづくりが必要」と、近年取り上げられて いる研究不正の問題に触れながら語った。その後、研究活動における不正行為の防止について独立行政法人科学技術振興機構の講師から説明があり、続いて、研 究費の管理に係る組織や個人の意識・業務改革について新日本有限責任監査法人の吉川高史副室長による講演が行われた。講演の中で吉川氏は、研究費の預け金 問題を含む公的研究費の不正事件から今回のガイドライン改正までの流れを説明。これまでの事例の紹介と、なぜそういった不正が起こるのかを図解し、意識改革の重要性を訴えた。
閉会のあいさつで山本昌弘副学長(研究担当)は、講演者に謝辞を述べるとともに、「ガイドライン改正に伴い学内の規程を整備している。今後も組織としてより良い研究活動を支えていきたい」と力強く語った。