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あの日から4年…震災記録写真展 明大博物館で開催



明治大学震災復興支援センターなどが主催する震災記録写真展「『あの日から4年…失われた街が語りかけるもの』~リアス・アーク美術館 東日本大震災と津波の記録~」が2月23日から、駿河台キャンパス・アカデミーコモンの明治大学博物館特別展示室で開催されている。

リアス・アーク美術館(宮城県気仙沼市)では、東日本大震災とその津波による被害を地域の重要な歴史・文化的記憶として後世に伝えるため、学芸員が中心となって被害の実態記録・調査を開始。約2年間で約3万点の写真を撮影し、約250点の被災物を収集している。

今回の写真展では、同美術館の常設展「東日本大震災の記録と津波の災害史」で展示されている写真の中から計39点を展示。地震や津波の被害状況をそのまま切り取った写真の数々と、写真のキャプション(説明文)に記された“語り”が、起こった出来事の重さを浮き彫りにしている。

2月21日には開催記念講演会が行われ、リアス・アーク美術館学芸員の山内宏泰氏が「『まちの記憶・震災の記憶/記録と表現について』~リアス・アーク美術館の試み~」と題して講演した。

写真展は3月26日まで(10~17時開室、日曜・祝日休室)。入場無料。