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「夢に向かって羽ばたいていく」付属明治高校を257人が卒業

3年間の思い出と感謝の言葉を語った赤坂さん 涙、涙の校歌斉唱

付属明治高等学校の2014年度卒業式が3月10日、同校鵜澤総明ホールで行われ、257人(男子159人、女子98人)の卒業生が思い出の詰まった学び舎に別れを告げた。

式典には、日髙憲三理事長、福宮賢一学長をはじめ、大学役員・役職者らも参列。保護者や在校生が見守る中、卒業生一人ひとりが名前を呼ばれ、安藏伸治校長から卒業証書を受け取った。

式辞で安藏校長は、卒業生が明治高校で過ごした日々を日本刀の精製工程に重ね、「父母の愛情に満ちた『火入れ』と、授業や班・部活動といった『鍛錬』が君たちを鍛え上げてきた」と振り返った。続けて、未来へ踏み出す卒業生に「大学では各専門分野の素晴らしき『研ぎ師』と巡り会い、誰もが見惚れるような美しい光を放つ存在になってほしい」と激励。「いかなる環境においても明治高校の卒業生であるという矜持を持ち、第一級の人物たれ!」とメッセージを贈った。

卒業生を代表して答辞を述べた赤坂菜摘さんは、授業や紫紺祭、修学旅行など3年間の思い出を振り返り、「ここで学んだことを糧にして、明治高校の生徒としての誇りを胸に、これからも夢に向かって羽ばたいていく」と決意を語った。

卒業生のうち240人が明治大学に進学し、17人が他大学などに進む。