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成田社会人大学19年目の開講式を挙行 これまで延べ3300人が修了

開講式であいさつする藤江社会連携機構長

1997年の開設から19年目を迎える「成田社会人大学」の開講式が5月16日、成田市役所(千葉県成田市)にて挙行された。

成田社会人大学(学長:明治大学長)は、「市民の生涯学習意欲の高まりに応えるため、より専門的な学問を修得する場を市民に提供し、国際化時代に対応できる人材を育成したい」との成田市からの要望を受け、「市民カレッジ」として開設されたもの。

設立当時は、地方自治体と大学が直接提携する希少な社会人教育の新たな試みとして注目された。現在では「国際社会課程」「地域社会課程」「緑地環境課程」の3課程を開講し、各課程とも毎年5月から11月まで10講座を設け、ひとつのテーマを深く学ぶカリキュラムを提供。これまでの修了者は、延べ3300人を数える。

2015年度の各課程のテーマは、「21世紀世界の社会と経済~深まる混迷と確執~」(国際社会課程)、「人口減少社会における諸課題を考える~現状の分析と対応策について~」(地域社会課程)、「消費者ニーズに応える植物・食料生産とは~安心・安全・安定・低価格への取り組み~」(緑地環境課程)。

開講式では、名誉学長の小泉一成成田市長と、本学代表として出席した藤江昌嗣社会連携機構長(社会連携担当副学長)を前に、受講生一人ひとりの氏名が呼ばれ起立する「受講生呼名」が行われ、計235人の向学心に満ちた成田市民が受講をスタートさせた。

(社会連携機構)