Go Forward

駿河台ボランティアセンター 「災害救援ボランティア講座」を3日間開催



心肺蘇生や応急手当の技能講習を受ける学生たち

駿河台ボランティアセンターは6月6日、7日、13日の3日間、「災害救援ボランティア講座」を開催。30人以上の学生が参加した。本講座は、明治大学と千代田区との「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」に基づき、災害時の協力体制を確実なものとしていくため、学生ボランティアの養成を目的に毎年実施している。

初日の6日は、あいさつ・オリエンテーションに続き、「災害救援ボランティアの基本」「出火防止と初期消火」「千代田区の取り組み」「災害ボランティア活動の実際」「災害と防災対策の基本」についての講義を実施。

2日目の7日には、人形やAED(自動体外式除細動器)を使いながら、心肺蘇生の手順や止血法などの応急手当について学ぶ「上級救命技能講習」を受講。学生たちは四苦八苦しながら、いざという時の救命技能の大切さを体感した。

最終日の13日には、「災害模擬体験と実技」のほか、「被災地でのコミュニケーション」に関するグループワーク、「災害時のリーダーシップと安全衛生」に関するグループワーク・図上訓練を実施。修了後、受講生たちには、災害救援ボランティア推進委員会「セーフティリーダー(SL)」と、東京消防庁「上級救命技能」の認定証が交付された。

2011年の東日本大震災では、明大は千代田区との上記協定に基づき、駿河台キャンパスに約2000人の帰宅困難者を受け入れた。