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5カ国13人の外国人特派員が「平和教育登戸研究所資料館」を見学



平和教育登戸研究所資料館やキャンパス内の史跡を見学する外国人特派員ら

明治大学は5月29日、フォーリン・プレスセンター(FPCJ)と連携し、生田キャンパス内「平和教育登戸研究所資料館」などの外国人特派員向け見学会(プレスツアー)を開催。アメリカ、フランス、スイス、中国(香港含む)、韓国の計5カ国のメディアから、記者やカメラマン13人が参加した。

これは戦後70年の節目に際し、明大の平和教育の取り組みや、旧日本陸軍登戸研究所の研究施設だった同資料館の情報を広く周知するため開催されたもの。

ツアーでは、山田朗館長(文学部教授)による概要説明に続き、資料館視察や生田キャンパス構内の史跡巡り、三木一郎学務担当常勤理事によるあいさつと学生との懇談会(昼食)、登戸研究所の元勤務者2人へのインタビューなどを実施。

外国人特派員たちは、戦争の隠れた側面である「秘密戦」(防諜・諜報・謀略・宣伝)の兵器や資材を開発していた登戸研究所などの存在に触れ、戦争の恐ろしさや悲惨さ、平和の尊さを改めて実感していた様子だった。

フォーリン・プレスセンター(FPCJ)

日本新聞協会と経団連(現在は日本経団連)の共同出資により、1976年に財団法人として設立され、2011年に公益財団法人に移行。世界の人々により深く日本を理解してもらうため、プレスツアーなどを通じて外国人特派員の日本取材を支援する。ウェブサイトやSNS(ソーシャルメディア)による日本の生きた情報の発信も行っている。