文学部と文化庁が学生向け説明会「遺跡をまもってまちづくり」

—埋蔵文化財保護を担う若き人材“発掘”へ

明日の埋蔵文化財保護を支える人材を目指して

文学部は7月4日、文化庁との共催で、「遺跡をまもってまちづくり—明日の埋蔵文化財保護行政を担う—」と題する大学生・大学院生向け説明会を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。埋蔵文化財保護行政の意義や魅力を学生に発信し、次代の若き人材を“発掘”するのが狙い。考古学専門コースのある関東23大学の協力を得て実現したもので、大学と行政との連携による初の試みとなった。

この日の説明会には、200人以上が参加。冒頭、あいさつに立った髙橋宏治文化庁記念物課長は、あまり一般になじみのない埋蔵文化財保護行政について「多くの場合は記録保存となるため、数千年残ってきた遺跡の“最後の声を聞く”大切な仕事であり、そうした大切さを市民に分かりやすく伝えるという役割も担っている」と紹介。

続いて登壇した石川日出志文学部長は「私が学生だったころと比べて埋蔵文化財の調査体制は格段に整備されており、大学の教育環境も同様に整備・改善がなさ れてきた。埋蔵文化財の調査等において、行政と大学は車の両輪の関係であり、こうした説明会を通して、考古学を学ぶ一環としても埋蔵文化財保護行政の意義 や面白さを知ってもらいたい」と、自身の経験も交えながら本日の趣旨説明を行った。

その後、文化庁や自治体で埋蔵文化財保護行政に携わる現場の職員が、史跡の調査や整備、活用に至る日々の業務の大変さや喜びを口々に語り、集まった学生たちにその魅力を伝えていた。

説明会に参加した佐藤里香さん(文学研究科博士前期1年)は「文化財行政に携わる方々の業務を具体的に知る良い機会に恵まれた」と感想を述べ、他大学から 来場した横山未来さん(早稲田大3年)は「大学での専攻を生かした仕事に就きたいと考えている。今回の講演会で学んだことを今後の進路を考える参考にした い」と将来の抱負を語っていた。

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