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ミシュラン特任准教授に「渋沢・クローデル賞」

『太平洋戦争直前の仏領インドシナと日本の南進』で

フランク・ミシュラン特任准教授

国際連携機構のフランク・ミシュラン特任准教授の博士論文『太平洋戦争直前の仏領インドシナと日本の南進』(パリ・ソルボンヌ大学、2014年)が、第32回「渋沢・クローデル賞」(日仏会館・読売新聞社主催)を受賞した。

同賞は、日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関する優れた研究成果に贈られるもの。両国で毎年各1人が受賞するほか、日本側では第3回から「ルイ・ヴィトン ジャパン 特別賞」も1人に贈呈されている。

ミシュラン特任准教授は今回、日本語の原資料などを丁寧に収集・分析した高度な日本語力とともに、10年近い年月をかけた重厚な研究で、審査員満場一致という高い評価を受けた。明大ではこれまで、政治経済学部の教員3人が日本側で受賞しているが、フランス側受賞者はミシュラン特任准教授が初めて。

受賞の言葉

この研究を通じて、日仏関係、日本の外交等に関する史実の理解がさらに進んだ。本年は太平洋戦争終戦70周年という年でもあり、この年に受賞できたこともうれしく思う。日仏関係の再評価や日仏相互理解への役割の一端を担えるよう、今後も努めてまいりたい。