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社会連携機構 あつまれ!農Kids!黒川農場で「Jr.農業アカデミー」を初開催



真剣な眼差しで野菜を収穫

社会連携機構は7月25日、小学3~6年生を対象に、自然とのふれあいや食育を目的とした「Jr.農業アカデミー」を明治大学黒川農場(川崎市麻生区)で初開催した。参加した小学生9人は、照りつける太陽の下、有機圃場での野菜収穫や里山探険、収穫した野菜を使ってのカレー作りや野菜の出荷作業など、五感をフル活用して農業に触れた。

「まずはスイートコーンを収穫しましょう」。佐倉朗夫黒川農場特任教授を中心に農場職員、ボランティアスタッフの指導のもと、小学生たちは有機圃場で栽培されたトマトやナス、キュウリやオクラなど今が旬の夏野菜7種類を収穫。実際に生っている姿を間近で見た小学生たちは、汗を流しながら興味津々に野菜と触れ合った。

収穫の後は、「里山探険」と「ドライカレー作り」の2グループに分かれて実習。里山探険では、自然観察指導員の案内に従って、草木をかき分けながら、生息する昆虫や植物などを観察した。もう一方のグループは、ボランティアスタッフとともに、収穫した野菜を使ったドライカレー作りに挑戦。協力し合いながら、一つひとつ丁寧に野菜を調理して完成させた。その後は全員で昼食会。苦労して収穫・調理した野菜とカレーの味は、貴重な夏の思い出となった。

午後は農場見学のほか、ホウレンソウの出荷に向けた袋詰め作業を体験。実際にスーパーに並ぶ商品ということもあり、小学生たちは真剣な眼差しで作業した。最後は、佐倉特任教授から収穫した野菜の性質や種類などについて講義を受け、それぞれ感想をレポートにまとめた。

「里山探険が楽しかった」「いろいろな野菜が採れてよかった」「野菜は苦手だけど、自分で採って作ったからおいしかった」。大地の恵みや食物の大切さを学んだ小学生たちは、袋いっぱいに収穫した野菜を土産に、家路についた。