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医事法と生命倫理の資料館「明治大学ELM」開館記念講演会・シンポジウムを開催

「明治大学ELM」の重要性を述べる甲斐氏

医事法と生命倫理に関する資料を専門に扱う資料館「明治大学ELM(エルム)」<※以下、ELM>が4月に駿河台キャンパスに開館したのを記念し、同キャンパス・グローバルフロントで6月27日、「記念講演会・記念シンポジウム」が開催され、医療・大学関係者ら合わせて約150人が来場した。

開会のあいさつに立ったELM館長の間宮勇法学部長は、開館に至る経緯を説明の上、「ようやく開館することができ、非常に感慨深く思っている。ELM創始者である唄(孝一)先生から資料や文献の寄贈の申し出があってから約15年が経ち、非常に長い時間ではあったが、あっという間のようにも感じられる」と万感の思いを語り、ELMの今後の発展への協力を呼びかけた。

続いて行われた記念講演会「—法・医・倫理の過去現在未来—」では、日本医事法学会代表理事などを務めている甲斐克則氏と、『幸せなら手をたたこう』の作 詞者としても知られている木村利人早稲田大学名誉教授の講演が行われ、それぞれの視点からELMの重要性が述べられるとともに、今後への期待が語られた。

その後、館内の見学会や、有識者を招いての記念シンポジウム「—医薬品の法と倫理—」が続き、約5時間にわたる本会は盛況のうちに終了した。