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「トップユニバーシティ実現へ」学長 福宮 賢一

日ごろより学生の諸活動に対して温かいご支援をいただき、心から御礼を申し上げます。特に、昨年11月に創設いただいた「つなげ!紫紺の“たすき”奨学金」では、地方出身学生に対して、大変手厚い奨学金を頂戴いたしました。改めまして、心より御礼を申し上げます。

さて、昨年度は、2つの競争的資金を獲得することができました。「スーパーグローバル大学創成支援事業」(以下、SGU)と「女性研究者研究活動支援事業」です。

SGUにおける本学構想のポイントのひとつは、毎年社会に送り出している8000人の卒業生全員に、国内外いずれかで異文化体験を必ず経験させるというものです。キャンパスにいながらにして国際体験ができるグローバル・キャンパスを構築する一方、卒業までに2人に1人は単位取得を伴う海外留学に派遣する、つまり、年間4000人を海外に送り出すことを目指しております。そのベースになるものが、総合的教育改革であり、本学の教育システムの根本的な改善を図っていく改革です。また、SGUでは、留学生を4000人受け入れることも計画しております。女性研究者研究活動支援事業等と同期を図りながら、さらなる推進に努めてまいります。是非ともご期待いただければと存じます。

研究面では、本日、京都大学iPS細胞研究所と本学の共催シンポジウムが開催されるように、研究力もかなりの水準に到達してきていると言えます。

高校生からの評価も、受験者数や民間調査会社のアンケート調査等が示すように、非常に高いものがございます。私どもは、魅力のある大学づくり、大学改革を通じて、現在の評価をさらに高めることができるように努力を続けてまいります。

他方、学生・OBの活躍も大変著しいものがあり、光州ユニバ—シアード競技大会にて本学関係者が17個のメダルを獲得しております。また、創立者出身地のひとつである山形県天童市においては、本学学生が提案したふるさと納税政策が、今や天童市への多額の寄付につながり、大変な貢献をしております。大変喜ばしい限りです。

これからも、校友の皆さまのお力をお借りしながら、熾烈を極める大学間競争を勝ち抜いて、学長方針でもある「次代を拓き、世界へ発信する大学」を実現すべく、国際通用性のあるトップユニバーシティを目指してまいる所存です。

これからも、どうぞ応援とご支援を賜りますよう、お願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。