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明治大学図書館、教育開発・支援センター「アカデミックリテラシー教育研修会」を開催

「図書館活用法」の受講報告を行う柳井さん

明治大学図書館と教育開発・支援センターは7月31日、教職員を対象とした2015年度春学期の「アカデミックリテラシー教育研修会」を和泉キャンパス・和泉図書館ホールで開催した。本学のリテラシー(読み書き能力や情報の活用力)教育科目と図書館によるプログラムについて情報・意見交換を行い、リテラシー教育の一層の充実を目指すのが目的。2013年度後期より行われており、今回が4回目の開催となる。

冒頭、林義勝図書館長よりあいさつがあった後、和泉図書館事務室の折戸晶子事務長が図書館主催による春学期のイベントや講習会などについて実施概要を報告。その後、学部間共通総合講座「図書館活用法」を受講した柳井孝太さん(教養デザイン研究科博士前期課程2年)が受講報告を行った。

同講座で勉強することの楽しさを知り、大学院へ進学したという柳井さんは「学び方を学ぶというリテラシーのプログラムが、今後の大学生にとってますます必要になる」と述べ、さらに「メディア授業」の導入など、同講座への具体的な提言も行った。

続いて商学部の石出靖雄准教授と文学部の大城直樹教授が、両学部におけるリテラシー教育科目の現状と課題について実際の事例を挙げながら報告を行い、質疑応答ではリテラシー教育の一層の充実に向けた意見交換が盛んに行われた。

明治大学では、教育の一環として、各学部においてさまざまなリテラシー科目を開設し、多くの学部で少人数、ゼミ形式によって実施されている。また図書館を「学びの場」と位置づけ、教職員の協同により全学部の学生を対象にした多様なプログラムを提供している。