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第51回全国校友滋賀大会 明治はひとつ  1200人余の校友が琵琶湖に集う

校友へさらなる協力を呼びかける向殿校友会長 1200人余の参加者による校歌斉唱

明治大学校友会は9月6日、滋賀県大津市の大津プリンスホテル3階プリンスホールで、「第51回全国校友滋賀大会」を開催。北海道から沖縄県の校友会各支部、そして韓国・台湾の海外支部から1200人余の校友が参集し、旧交を温めるとともに、新たな絆も生まれた。5日の前夜祭では、琵琶湖上遊覧船2隻によるクルージングと湖上花火が企画され、滋賀県支部のおもてなしに酔いしれた。

今回の大会スローガンは「明治はひとつ びわ湖に集う紫紺の旗!」。第1部の記念式典は、びわ湖放送キャスターの羽川英樹氏、岡山瞳氏が司会を務め、開会を前に、滋賀県支部所属で1964年度に応援団長を務めた山岡正勝氏(1965年法学部卒)が大会旗を持って入場。「50年後の100回大会へつなごう」という意味を込め、次世代の代表として、同支部所属で硬式テニス部OBの奥田圭都氏(2015年国際日本学部卒)へ大会旗を引き継ぐセレモニーが行われた。

その後、国歌および校歌斉唱、物故校友への黙とうと続き、滋賀県支部の井島均副支部長が声高らかに開会を宣言。歓迎のあいさつに立った岩田守弘支部長は 「滋賀は小さい支部だが、近畿6府県を中心に多くの方々にご支援いただき、式典を開催することができた。大変うれしく、光栄に思う」と感無量の様子で来場者を迎えた。同支部は約650人の校友会員で組織され、都道府県支部単位においては最も小さい支部となる。

大会会長としてあいさつに立った向殿政男校友会長は「明治大学は近年、社会より高い評価をいただいている。これは校友の皆様の活躍や母校愛があってこそ だ」と謝辞を述べ、「毎年、校友大会に大勢の人が集まる、こんな力を持った校友会は他にない。これからも大学と校友が手を結び、母校を支援することが大事だ」とさらなる協力を仰いだ。

続いて、日髙憲三理事長と福宮賢一学長が祝辞を述べ、スーパーグローバル大学創成支援事業への採択や、入試志願者数の動向など昨今の本学の状況を紹介。 「日本だけでなく世界からも、良い教育・研究を行っている大学として高い評価を受けるよう、全学を挙げて挑戦する」(日髙理事長)、「男女共同参画を推進するとともに、研究力のさらなる向上に努め、その成果を教育・社会貢献活動に還元する」(福宮学長)などと、それぞれ力強く決意を語った。

来賓の三日月大造滋賀県知事、越直美大津市長、川本正信連合父母会長からの祝辞の後、全国の校友会支部長を代表して、鳥取県支部の三保文嗣支部長が登壇。 来年11月13日に同県で開催される「第52回全国校友鳥取大会」を案内したほか、地元の魅力についてもPRした。式典の最後には、明治大学および校友会 のますますの発展を祈念して万歳三唱。滋賀県支部の上田唯男副支部長の閉会あいさつで、記念式典は幕を閉じた。


続いての第2部では、福宮学長による「明治大学の現況」と題した講演と、長浜城歴史博物館の太田浩司館長(1986年文学研究科博士前期課程修了)による記念講演「日本の歴史を変革した信長・秀吉」が行われた。

講演・記念講演の後は、同ホテル2階コンベンションホール淡海に会場を移して懇親会を開催。約3000平方メートルの広さを誇る会場では、近江牛を中心と した滋賀県の郷土料理や地酒が振る舞われ、参加者たちは同窓生との思い出話に花を咲かせたり、先輩・後輩との絆を深めたりするなど、さらなる交流の輪を広げた。最後は、参加者全員で肩を組み、高らかに校歌を斉唱。すべてのプログラムを締めくくった。