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山形大学と「第8回EMIR勉強会」を共催

歌代副学長による開会のあいさつ 評価情報事務室・山本氏による報告

明治大学と山形大学は9月11日、12日の2日間、EM(※1)及びIR(※2)に関する公開勉強会「第8回EMIR勉強会」を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。勉強会は、EMによる大学運営を行っている山形大学が、EMやIRを推進している各地の大学と共催して実施しており、今回初めて明大と共催したもの。

開会のあいさつで、歌代豊副学長(広報担当)は「学生の育成こそ教育機関の務めである。EM・IRによって教育プロセスの改善を加速させたい」と述べ、続いて山形大学EM部の福島真司教授が「学生の価値創造とその最大化に向けた改善を図ることこそ大学の本質であり、EMの目指すもの」と応えた。

続くセッションでは、上智大学、京都光華女子大学、山形大学からの事例報告があり、明大からは、評価情報事務室の山本幸一氏が「明治大学のIR構築プロセスと統合型データベース」をテーマに、学長室の推進するIRの取組みの現状を報告した。このほか、IR先進国の米国の事例として、カリフォルニア州立大学ドミンゲス・ヒルズ校IRアナリストによる講演等が行われた。

EM・IRへの関心は高く、2日間で92大学、27企業、6大学団体など合計125機関257人が参加した。

※1 EM(エンロールメント・マネジメント)
学生の入学前の大学との接触から、入学後の学習をはじめとする大学でのさまざまな経験、卒業後の自己実現や大学との関係までのプロセスを、データ基盤を活用しながら、全部署が統一した理念のもとで企画・実践する大学マネジメント手法のこと。

※2 IR(インスティテューショナル・リサーチ)
大学執行部や学部執行部等の企画や改善に向けた意思決定を行う組織に対して、大学の現況をデータの側面から分析・説明し、必要な情報を提供すること。