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明大から現役3人、ОB2人がプロの世界へ

髙山外野手(阪神)、上原投手(日本ハム)が1位指名

阪神・金本新監督をはさんでガッツポーズする髙山外野手(左)と坂本捕手 日ハム・栗山監督と握手を交わす上原投手(左)

プロ野球ドラフト会議が10月22日に都内で行われ、体育会硬式野球部からは髙山俊外野手(文4=日大三)が阪神タイガース、東京ヤクルトスワローズの2球団から1位指名を受け、阪神が交渉権を獲得。上原健太投手(商4=広陵)が北海道日本ハムファイターズから1位指名を受けた。また、主将の坂本誠志郎捕手(文4=履正社)も髙山外野手と同じく阪神から2位で指名された。硬式野球部から複数名が1位指名を受けるのは、1984年の竹田光訓氏(大洋)、広沢克己氏(ヤクルト)以来、31年ぶり2度目の快挙。
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なお、硬式野球部OBからは、関谷亮太投手(JR東日本、2014年政経卒)が千葉ロッテマリーンズから2位で、阿部寿樹内野手(Honda、2012年情コミ卒)が中日ドラゴンズから5位で指名された。

ドラフト当日、多くの報道陣が東京都府中市にある硬式野球部合宿所に詰めかける中、指名を受けた3人が井上崇通部長(商学部教授)、善波達也監督と記者会見に臨んだ。
3人はそれぞれ、「阪神は常に首位を争うチームで、多くのファンが球場に駆けつけてくれる関西の人気球団というイメージ。阪神だけでなく、日本球界を代表する選手になることが、自分の夢であり目標」(髙山外野手)、「日本ハムという投手力が高いチームでやれる喜びを感じながら、その一員として上を目指していきたい。目標は数字よりも、息の長い選手、他球団から恐れられる投手になること」(上原投手)、「自分の思っていた以上に高い評価をいただいてうれしい。地元にゆかりのある阪神で、多くのファンの方に喜んでもらえるようにプレーし、認めてもらいたい」(坂本捕手)などと、指名の喜びや監督・チームメートへの感謝、プロ入り後の抱負などを口にした。

会見後には、ドラフト指名を終えた阪神の金本知憲新監督が合宿所にさっそく姿を見せ、髙山外野手、坂本捕手と初対面を果たした。一夜明けた23日には、日本ハムの栗山英樹監督が合宿所を訪れ、上原投手に指名あいさつを行った。

明治大学にとっては“豊作”となった今年のドラフト。プロという新たなステージでの選手たちの活躍を、大いに期待したい。