Go Forward

三鷹ネットワーク大学 開設10周年記念シンポジウム

——2025年問題をにらんだ地域力創生をテーマに

シンポジウムでは、三鷹の地域力創生について話し合われた

東京都三鷹市が2005年10月に開校した「三鷹ネットワーク大学」の設立10周年記念シンポジウムが9月17日、同大学で開催された。明治大学は、杏林大学、国際基督教大学、国立天文台、東京農工大学、法政大学、立教大学など19の教育・研究機関とともに、正会員としてその発展に努めてきた(設立時は明大含め14機関)。当日は、福宮賢一学長の代理として筆者が記念式典に参加し、感謝状を授与された。

「三鷹ネットワーク大学」は、教育・研究機関の地域への開放と、地域社会における知的ニーズを融合し、“民学産公”の協働による「新しい地域の大学」の確立を目指したプロジェクト。市民が地域で活躍するための知識や手法の獲得を支援し、地域の人財をさらに生み育てるとともに、協働のまちづくりを進める中で、より豊かで安心できる市民生活の実現を目指している。
シンポジウムのテーマは「三鷹の地域力の創生─2025年問題をにらんで」。団塊の世代が後期高齢者の年代となり、さまざまな課題が想定される 2025年問題に対して、ルーテル学院大学学事顧問の市川一宏氏をコーディネーターに、8名のパネラーがリハビリテーション環境の整備(岡島康友杏林大学 医学部教授)や地域における学生の役割発揮(西尾隆国際基督教大学教授)など、専門の立場から“民学産公”の各分野で貢献できることを提言した。

副学長・社会連携機構長 藤江 昌嗣