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理工・今野教授が「科研費」審査委員表彰

山本副学長から表彰状を受け取る今野教授(左)

理工学部の今野宏教授がこのほど、科学研究費助成事業(科研費)の第一段審査(書面審査)における審査委員として、有意義な審査意見を付し公正・公平な審査に大きく貢献したことが認められ、日本学術振興会から表彰状と記念品を授与された。

11月11日、山本昌弘副学長(研究担当)から表彰状を受け取った今野教授は「審査においては客観性が求められるが、審査員は自分の中にある数学のあるべき姿に基づいて判断せざるを得ない、という難しさがあった。今回の表彰で、この審査に対して及第点をいただけたのではないかと安堵している」とコメントした。

今年度は、約5500人の第一段審査委員の中から、今野教授を含め189人が表彰を受けた。今野教授は2年間の審査業務の中で、初年度約60件、2年目約90件の審査を担当。年末年始の約2週間は、朝から晩まで審査にかかりきりだったという。

科学研究費助成事業

日本学術振興会による事業。人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる学術研究(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビュー(研究者仲間や同分野の専門家による評価や検証)の審査を経て、独創的・先駆的な研究に助成を行うもの。