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社会連携機構 創設5周年記念活動報告会を開催

機構創設の経緯を説明する藤江機構長

明治大学社会連携機構(機構長:藤江昌嗣副学長)の創設5周年を記念した活動報告会が11月12日、駿河台キャンパス・岸本辰雄ホールで開催され、福宮賢一学長や日髙憲三理事長ら大学関係者が出席した。

社会連携機構は2010年10月、教育、研究に続く大学の“第3の柱”である社会連携・社会貢献の推進を目的に発足。生涯学習の拠点である「リバティアカデミー」と、地域連携の推進を図る「地域連携推進センター」とに機能を分化している。

報告会では、藤江機構長による開会の辞、福宮学長、日髙理事長のあいさつに続き、部門別の活動報告が行われ、はじめに藤江機構長が機構の成り立ちを説明した。

続いて、須田努リバティアカデミー長が、1999年度に創設されたリバティアカデミーについて活動報告。2014年度は434講座を開講し、創設時の10倍近い約2万人が受講したことや、講座終了アンケートでは「非常に満足」または「満足」の回答が全体の約9割に達したことなどを紹介した上で、「さらに中身を充実させ、受講生を増やしたい」とした。

地域連携推進センター(2010年度発足)の源由理子センター長は、27の自治体などと地域連携事業を展開している現状を紹介。その上で、▽創立者出身3地域との連携▽キャンパス所在自治体との連携▽協定締結自治体との連携や、地域における“産学官民”連携のあり方を検討する「地域活性化調査事業」の展開と、事業別に詳細な説明を行った。

最後に「社会連携機構の展望と課題」をテーマに、藤江機構長が再度登壇。課題の提示を行うとともに「社会連携の役割は、明治大学のファンをつくることにある」と大学関係者へのさらなる協力を求め、宮腰哲雄副機構長による閉会の辞で、報告会は幕を閉じた。