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リバティアカデミー 校友会寄付講座 世界が注目の経営者、山川博功氏(校友)が登壇

会場からの熱心な質問に答える山川氏(左)

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは10月28日、「創業10年で売上356億円の軌跡! From Japanで日本企業が躍動!~BOPビジネス最前線~ 」と題するオープン講座を駿河台キャンパス・グローバルホールで開催。世界から注目を集める経営者、山川博功氏((株)ビィ・フォアード代表取締役/1993年文学部卒)が講師を務めた。同講座は、校友会の寄付により実現したもの。

山川氏は卒業後、東京日産自動車販売(株)(現:日産東京販売ホールディングス(株))に入社し、最優秀新人営業賞を受賞。1997年にカーワイズ入社後は、3カ月で同社のトップセールスに。1999年に(有)ワイズ山川を設立し、2004年には(株)ビィ・フォアードを設立。創業10年で、アフリカを中心とする新興国など約100カ国に、年間12万6000台超の中古自動車を輸出する企業に成長させた。

第一部では、1台の輸出から始まった創業当時のチャレンジと失敗の体験談や、自社EC(電子商取引)サイトが月間6000万PV(ページ閲覧数)を超えるまでに販売力を成長させた経緯について山川氏が講演。

続く第二部では、講座コーディネータの青井倫一教授(専門職大学院グローバル・ビジネス研究科)が対談形式で、同社のビジネス全般について鋭く言及。

山川氏は「アフリカでは口コミが重要」「物流を持っているところが強い」「ECサイトでは写真を多く掲載する」など、文化や価値観の異なる国で成功する秘訣や、他社との競争を勝ち抜く工夫について語り、学生や社会人、企業経営者ら聴講者から多くの質問が寄せられるなど、講座は盛況となった。