講演で安藤氏は「国境なき医師団(MSF)」に携わるまでの経緯を語ったのに続き、1971年に医師とジャーナリストがフランスで設立したMSFについて解説。「10の活動原則」の存在や、活動資金の90%が民間からの寄付であることなどに触れた。
派遣先シリアの外傷センターでは、熱傷治療で非常に重要となる物資輸送が、MSFの綿密なネゴシエーションにより大変スムーズに行われていたことを紹介。安藤氏がシリアを去った半年後、そのセンター近くの病院が爆破されたことも添えた。さらに派遣先での治療において、コミュニケーションのため最初覚えることの多い言葉は「痛い?」であるとのエピソードも語った。
現場の医師の声が聴ける貴重な機会とあって、講演後の質疑応答では、明大生など10人超の受講者から時間いっぱいまで質問が寄せられた。
派遣先シリアの外傷センターでは、熱傷治療で非常に重要となる物資輸送が、MSFの綿密なネゴシエーションにより大変スムーズに行われていたことを紹介。安藤氏がシリアを去った半年後、そのセンター近くの病院が爆破されたことも添えた。さらに派遣先での治療において、コミュニケーションのため最初覚えることの多い言葉は「痛い?」であるとのエピソードも語った。
現場の医師の声が聴ける貴重な機会とあって、講演後の質疑応答では、明大生など10人超の受講者から時間いっぱいまで質問が寄せられた。