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和泉図書館「全国大学ビブリオバトル」予選会

ビブリオポルトス公式キャラ「ビブニャン」と発表者たち

学生が自分の好きな本を紹介し、その中から観客が一番読みたいと思った本(チャンプ本)を決める書評合戦「全国大学ビブリオバトル2015~首都決戦~」の予選会が11月14日、和泉図書館で開催された。主催は、法学部4年の小松雄也さんが代表理事を務める一般社団法人ビブリオポルトス。

予選会には本学をはじめ、中央大学、國學院大學、聖学院大学から8人の発表者が集まり、1組4人のビブリオバトルが2回行われた。

第1グループでチャンプ本を獲得したのは、情報コミュニケーション学部3年の牧歩望さん。七月隆文『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社)を紹介し、「ただの恋愛小説ではなく、時間の流れが人とは違う少女の視点から、すれ違いを見事に描いている。特にラスト30ページを読んでほしい」と語った。

第2グループでは、法学部3年の松田譲司さんが紹介した泡坂妻夫『しあわせの書—迷探偵ヨギガンジーの心霊術』(新潮社)がチャンプ本に。松田さんは「作者自身がマジシャンであるため、本自体にも驚くべき仕掛けがある。これは手に取らないと分からないため、多くの人たちに体験してほしい」と発表した。