Go Forward

サッカー部 室屋成選手(政経3)がFC東京(J1)に加入、記者会見

会見後、撮影に応じる室屋選手(右)と栗田監督

体育会サッカー部は2月8日、サッカーU-23(23歳以下)日本代表で、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねた「AFC U-23選手権2016」に唯一の大学生として出場、優勝に貢献した室屋成選手(政経3)のJリーグ・FC東京(J1)加入記者会見を駿河台キャンパス・紫紺館で開催した。

新聞・テレビなど約50人の報道陣が詰めかけた会見には、室屋選手とサッカー部の栗田大輔監督が出席。栗田監督は「豊富な運動量、1対1の強さ、ゴールに直結するプレー、一番はメンタルの強さ」と室屋選手の魅力を紹介し、「(プロ入りは)あくまでもスタートライン。貪欲に、オリンピック出場や自身の夢に向かってまい進してほしい」と期待を込めた。

室屋選手はプロ入りを後押ししたサッカー部や大学関係者への感謝を述べた上で、「オリンピック予選を経験し、よりプレッシャーのある環境でプレーしたいと思った」とプロ入りの動機を語り、「まずはFC東京でレギュラーとなり、リオ(五輪)でも活躍し、その先にA代表に選ばれて活躍することが目標。将来的には海外でもプレーしたい」と力強く宣言した。

FC東京は昨年、室屋選手を特別指定選手に登録。今回の加入に伴い、室屋選手はサッカー部を退部し、今後は現役大学生Jリーガーとしてプレーする。部の大先輩で、FC東京OBの長友佑都選手(2009年政経卒、セリエAインテル所属)と、ここまで同じ道をたどっている。

室屋選手が学長・理事長に優勝報告

笑顔で福宮学長と言葉を交わす室屋選手

室屋選手は2月2日、「AFC U-23選手権2016」の優勝報告のため、福宮賢一学長と日髙憲三理事長を表敬訪問した。

この日、駿河台キャンパスを訪れたのは、室屋選手のほか、サッカー部の越川芳明部長(文学部教授)、井澤千秋ゼネラルマネージャー、栗田監督の4人。室屋選手は激闘の疲れを見せることなく、福宮学長、日髙理事長らと懇談した。

「今回の活躍は大変素晴らしいこと。けがに気を付けて、長く応援し続けられる寿命の長い選手になってほしい」(福宮学長)、「大学生として唯一選ばれたことは、エリートであるということ。常に人のために汗をかき、リーダーシップを持ち続けてほしい」(日髙理事長)と激励を受けた室屋選手は「リオ五輪の出場権獲得に貢献できたのはうれしいが、最終登録メンバー18人に選ばれなければ意味がない。また一から努力して活躍し、アピールしたい」と、さらなる奮起を誓っていた。