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文学研究科博士後期課程3年・新井崇之さんが「日本学術振興会 育志賞」受賞

受賞は本学初の快挙

本学で初めて「育志賞」を受賞した新井さん

大学院文学研究科博士後期課程3年の新井崇之さん(史学専攻アジア史専修)が、独立行政法人日本学術振興会の「第6回(平成27年度)日本学術振興会 育志賞」を受賞することが決定した。同賞の受賞は本学初の快挙で、3月2日に日本学士院(東京都台東区)で授賞式が行われる。

「日本学術振興会 育志賞」は、将来、わが国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、勉学や研究への意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に、平成22年度に創設。

対象分野は人文学、社会科学および自然科学の全分野で、学業成績が優秀かつ豊かな人間性を備え、意欲的・主体的に勉学や研究活動に取り組んでいることなどが条件となる。授賞総数は毎年度16人程度で、受賞者には賞状、賞牌および副賞として学業奨励金110万円を贈呈。また受賞者は、希望により翌年度から特別研究員などに採用される。

今回は、当該大学長や学会長から推薦を受けた対象者150人の中から、書面や面接による厳正な選考を経て、新井さんを含む18人の受賞者が決定。新井さんは、自身の研究テーマである「宋代以降の中国における官窯の管理・運営体制に関する研究」への取り組みが高く評価され、受賞に至った。

新井さんのコメント

研究テーマの今後の展望に対していただけた賞だと考えており、これからもこのテーマで研究を進めていいんだという自信や確信を得られた。「これでスタートラインに立てた」という気持ちであり、しっかりと研究を突き詰めていきたい。指導教員である寺内威太郎先生や、推薦してくださった大学の方々に、深く御礼を申し上げたい。