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秋学期アカデミックリテラシー教育研修会を開催

明治大学図書館、教育開発・支援センターが主催



明治大学図書館と教育開発・支援センターは1月29日、「2015年度秋学期アカデミックリテラシー教育研修会」を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催した。

明治大学では、さまざまなリテラシー(論文作成に必要な読み書き能力や情報の活用力)を身に付けるための教育科目を、多くの学部において少人数・ゼミ形式で開講。また、図書館を「学びの場」と位置づけ、教職員協同による全学部の学生を対象にした多様なプログラムを提供している。
これらのリテラシー科目や図書館によるプログラムについての情報・意見交換を目的に、教職員合同の教育研修会を定期的に開催しており、今回が5回目となる。

研修会では、まず中央図書館の伊能秀明事務長が「図書館によるリテラシー教育の現状」と題し、「学びの場」として機能する図書館の特色を紹介。 ゾーニングの工夫や蔵書体系の充実、レファレンス対応など学生の学ぶ意欲を引き出すための取り組みや、図書館が主催するリテラシー講座やゼミツアー、ガイ ダンスなどの実施報告を行った。

続いて、広沢絵里子教授(商学部)が教養デザイン研究科における『論文作成特論』の、森久教授(経営学部)が『図書館活用法(駿河台)』の現状と課題について、寄せられた受講生たちの声を交えながら、それぞれ報告を行った。

こ れらの報告を受けて行われた質疑応答では「学生たちにまず図書館の魅力を伝えてほしい」「昨今は論文の盗用も問題になっている。論文の書き方だけではな く、何のために論文を書くのかということも併せて指導することが重要」などの意見が出たほか、動画配信サービスを利用した今後の研修会のあり方などについ ても議論された。