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司法試験 綜合1位合格 古川翔さん(2013年法学部卒)に法学部長特別表彰第1号授与

賞状を手に、間宮学部長(右)とともに

法学部は3月12日、平成27年度司法試験で総合1位合格を果たした古川翔さん(2013年法卒)に、第1号の「明治大学法学部長特別表彰」を授与した。同賞は、学術、文化、スポーツ、社会貢献その他の分野において、特に顕著な功績を挙げた法学部卒業生を顕彰するもので、このほど創設された。

古川さんは、付属明治中学校・明治高等学校で学び、2013年に法学部(神田英明ゼミ:民法)を卒業後、他大学の法科大学院に進学。1年次に司法試験予備試験に合格したが、「総合1位で合格するため」に翌年の司法試験を見送り、満を持して挑んだ平成27年度司法試験において、1850人中「総合1位」「論文1位」の成績で、見事合格を勝ち取った。

駿河台キャンパス・リバティタワーで行われた表彰式で、間宮勇法学部長は、難関試験を突破した栄誉をたたえるとともに、「民事・刑事とあるが、自らが目指す道に向かって得意分野を磨いてほしい」と激励。

賞状と記念品を受け取った古川さんは「明治での10年間が私の土台。今回表彰していただき、とてもうれしい」と母校の厚意に感激した様子だった。現在、裁 判官になるための司法修習中だが、「将来的には、自分が学んだことや経験したことを後進に教授したい」と、研究者への道についても言及した。

古川さんは昨年11月27日に開かれた、法学部主催『法律を10倍楽しく学ぶための講座』の第3回で、「私はこうして1位になった」をテーマに特別講演。「“やらなければならない”ではなく“やりたい”を意識する」などと、法学部生や法科大学院生に語っている。