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長野県で高校生約190人に特別授業を実施

——明大の教育・研究の一端に触れる



小林准教授の授業(上)と福地准教授の授業

明治大学は3月10日、広報事業の一環で、各地域の高校生に大学での学びを広く伝えることを目的とした、「高大連携特別授業」を長野県・佐久長聖高校で開催。同校の1・2年生約190人が、本学の教育・研究の一端に触れた。

今回は、国際日本学部の小林明准教授が文系クラスの生徒約110人に、総合数理学部の福地健太郎准教授が理系クラスの約80人に対し、それぞれ60分間の特別授業を実施。

小林准教授は「海外留学のすすめ~多様な留学プログラムと留学効果~」と題し、海外に留学する学生数が減少している現状への危惧や、国を挙げての留学支援の動き、さらには明治大学の多様な留学制度や体験談を通して、グローバル社会に必要な相互理解と異文化交流の必要性を説いた。

福地准教授は「技術は人をどう変えてきたか~SFから考える未来の社会~」をテーマに、靴の発明が人の行動範囲を広げたことや太平洋航路の開拓などを例に挙げ、古来より人は技術革新を通して力を拡張してきたことを説明。先日、囲碁で人工知能が人間に勝利したニュースにも触れながら、技術の進歩と人とのかかわり方について、多彩な視点から解説した。

いずれの授業も、生徒に問題を投げかけながら進行。生徒たちは、高校ではなかなか聞くことのできない大学教員の話に熱心に耳を傾け、積極的に吸収している様子だった。