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博士学位授与式 57人(課程50人・論文7人)が学位取得

学位取得者を激励する小笠原大学院長 学位記を手に、恩師らとともに 研究者としての誓いを述べる田中さん

2015年度博士学位授与式が3月27日、駿河台キャンパス・アカミーコモンで執り行われ、57人(課程博士50人・論文博士7人)が栄誉ある学位を取得した。

式典には、小笠原英司大学院長や福宮賢一学長、研究科長、大学院教務主任らが列席。博士学位取得者一人ひとりに学位記を授与後、式辞に立った小笠原大学院長は「私たち研究学徒は、現実課題と学問研究をいかに結びつけるかという問題を考えねばならない。だが社会的要請に大きく応えようとするあまり、見かけが派手なテーマに飛びついたり、流行の言説に振り回されてはいけない」と研究者としての心構えを説いた上で、「明日からはまた、日常の研究活動により一層の精進を重ねて、さらに一段高い目標に挑戦していただきたい」と、研究へのまい進に期待を込めた。

続いて、福宮学長の祝辞の後、学位取得者を代表して田中吉太郎さん(先端数理科学研究科)が答辞。田中さんは指導教員や友人、家族らに感謝を述べるとともに、「博士学位の取得は研究者として、また社会人として駆け出す、人生の出発点に過ぎない。私たちはそれぞれの分野へと旅立っていくが、明治大学で学んだことを生かしつつ、しかし常に向上心を持って、克己して社会に貢献していきたい」と、力強く今後の飛躍を誓った。