駿風

良い映画を観ることは、心を豊かにし、人生を良き方向に導いてくれる。感動や勇気を与えてくれる映画は繰り返し見たくなる。「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(1992年アメリカ)をご存じだろうか。これまで見た映画の中でも名作だと思っている。人間として最も大切な「高潔さ」を、見事なセリフで表現しているからである。

ストーリーは、名門校に在籍する青年が、帰省する旅費を稼ぐために、盲目で偏屈な退役軍人の中佐を世話することから始まる。ある日、同級生が校長の車にイタズラを仕掛け、これを見ていた青年は校長から、犯人を明かして一流大学への推薦をもらうか、退学するかを迫られることになる。

そんな中、中佐との関係が深まり、ある出来事を境にして信頼と友情になっていく—。最大の見せ場が校長の諮問による公開懲戒委員会で、保護者代理として現れた中佐の感動的な演説により青年は救われ、満場の拍手の中で幕を引くのである。

異年齢との交流が少なくなっている今、年齢や立場も越えた友情が描かれており、また、人間としての「高潔さ」を知る上でも、ぜひ明大生に観てもらいたい作品である。

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