Go Forward

四大学連携プログラム(VIBEプログラム)教員ゲスト講義や学生の成果発表会を実施

RBSに留学した明大チーム(左から河村美沙希さん、佐瀧晶星さん、青木旭さん UFFに留学した明大チーム(左から石原成美さん、友添茉結さん、辻尾映介さん

政治経済学部・経営学部は5月9日、四大学連携プログラム(VIBEプログラム*)の一環として、ロッテルダム応用科学大学ロッテルダムビジネススクール(以下RBS)ならびに東フィンランド大学社会科学・ビジネス学部(以下UEF)教員によるゲスト講義と、明治大学、桜美林大学の学生による成果発表会を英語で実施した。

駿河台キャンパス・リバティタワーで行われたこの日のプログラムでは、大六野耕作副学長(国際交流担当)が冒頭、「学生たちは、異なる価値観、文化、歴史をバックグラウンドに持ちながらも、互いに努力して新たな、かつグローバルな価値観を見出してほしい」とあいさつ。

続いて教員によるゲスト講義が行われ、第1部では、RBSのシェリル・ヘレツェン教授、エドゥアルト・ファン・オース教授が「PBLおよび一般企業との協働について」をテーマに、課題解決型学習プログラム「PBL(Project Based Learning)」の手法について、ビデオやスクリーンを使いながら解説。エドゥアルト教授は「多様な文化が共存する欧州では、グローバルな視点で問題解決をしていく必要がある」と説いた。

第2部ではUEFのサーラ・ユルクネン教授、ヨンナ・コポネン教授が「一般企業がどのように協働しているのか」をテーマに講義を行った。



学生の成果発表会では、RBS、UEFでの協定留学を終えた明大、桜美林大の学生各6人が、留学先によって計4つのグループに分かれて英語で発表した。

RBSに留学した明大チーム3人は、現地学生らと輸出管理などの講義を受講。グループワークではインド人留学生とチームになり、現地でアジア地域の情報を提供するマネジメント会社を設立し、現地企業に向け、アジア市場参入のための情報収集とアドバイスを行った。留学を終えた青木旭さん(政経4)は「現地では自分の意見を常に持っていなければならず、それは自身の能力向上と精神的な成長につながった」と話した。

UEFに留学した明大チーム3人は、セールス(海外販売)を中心とした講義などビジネス科目を受講。現地中小企業でのインターンシップに参加し、日本へ向け販売促進をする役割を担った。友添茉結さん(経営3)は「現地企業の担当者の声を聞くことで、現実的にビジネスワークに取り組むことができた」と話した。

閉会にあたっては、桜美林大の畑山浩昭副学長(企画・国際担当)よりあいさつがあった。

VIBEプログラム

欧州連合(EU)と日本政府が実施しているICI-ECPプログラムから補助金を受け実施しているもので、明治大・桜美林大・ロッテルダム応用科学大・東フィンランド大の四大学で協定を結び、共同で国際インターンシップ付の協定留学、教員交換派遣などを行うプロジェクト(実施期間:2014年10月~2017年9月)。