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「allなかの防災ボランティア体験デー」開催

めいじろうと警視庁のピーポくんも防災をアピール 今回初実施となった高齢者疑似体験

明治大学中野キャンパスと、隣接する帝京平成大学中野キャンパスで5月12日、両大学や地元関係機関(野方警察署、中野消防署、東京都水道局中野営業所、中野区役所、中野区社会福祉協議会など)の“allなかの”態勢による防災啓発イベント「allなかの防災ボランティア体験デー」が開催された。

当日は、横田雅弘国際日本学部長らから開会のあいさつがあった後、災害発生時の自助(自分や家族の身を守る)・共助(近隣が互いに助け合って地域を守る)意識を啓発するためのさまざまな催しが会場で行われ、学生や教職員、地域住民など多数が参加した。

AED(自動体外式除細動器)の使い方を学ぶ応急救護訓練、消火器を実際に使用して行う消火訓練をはじめ、給水車からの応急給水体験や、救助活動のために資材を切断するレスキュー資材体験、起震車体験などのほか、今回は新たに高齢者疑似体験と煙ハウス体験のブースも設けられた。

特殊な器具を着用して高齢者の体の重さや視野の狭さを疑似体験した留学生は「真っ黒なゴーグルをつけたので周りが見えづらく、足が重くて歩くのも大変だった。これでは災害時に避難するのも大変だと思う」と実感。煙ハウスを体験した学生は「想像以上の煙たさだった。突然火災に遭遇したら、パニック状態になってしまうのでは」と思いを巡らせるなど、明大生にとっても防災意識を高める1日となった。