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がまだせ熊本!益城町立木山中学校への教育支援活動を実施へ

支援内容を明らかにした土屋学長(前列中央)と熊本県の父母たち

「がんばろう熊本」の折紙帽子

明治大学は、4月に発生した地震で甚大な被害に遭った熊本県益城町の復興支援の一環として、益城町立木山中学校(永瀨善久校長)への教育支援活動を行う。具体的には、生徒たちの学ぶ意欲を高めることを目的とした、(1)遠隔学習支援、(2)子供たちに夢や希望を与えるプログラム、(3)中学生向け大学模擬授業、(4)キャリア教育プログラムが中心となる。
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これは、熊本県在住の本学校友の多大な協力を得ながら、本学関係者と具体的な支援内容の検討が行われ決定したもの。

その第一弾として7月15日、折紙工学の第一人者である明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)所長・萩原一郎特任教授による「おりがみ」の授業を同中学校で実施することとなった。

NHK総合番組「超絶 凄ワザ!」で紹介された折紙帽子兼ヘルメットや、「がんばろう熊本」「がんばろう木山中学校」と記載された折紙帽子の型紙を提供し、実習を通して先端研究に触れられる内容で行われる予定。

また、明治大学では、震災直後から被害を受けた在学生に向けて、「修学が困難となる場合の経済的支援」「授業等に出席できない場合の授業配慮」「心的ストレスを抱えた場合の相談」「就職活動への配慮」など、被災学生が学業生活を維持できるような支援体制を確立している。

熊本地震の被災者に対するこうした一連の取り組みは、6月9日、ホテル日航熊本において開催された明治大学熊本県父母懇談会・懇親会に土屋恵一郎学長が出席した際、お見舞いと一日も早い復興を祈念したあいさつとともに報告していた。

※がまだす:熊本地方の方言で「精を出す」「頑張る」の意

熊本地震による益城町の被害状況

4月14日、16日に熊本県熊本地方を震源として発生した地震で、益城町では最大震度7を観測した。町役場周辺の住宅街では、屋根が崩れ落ち、家屋がつぶれて死者が出るなど、甚大な被害が生じた。