駿風

現在、北欧からの短期交換留学生が、私のゼミに参加している。全く日本語がわからない学生をゼミに受け入れるのは、初めての経験である。英語でのゼミに不安を感じたが、私が研究対象としている国からの学生でもあり、ゼミに参加してもらうことにした。

日本人学生、留学生双方にとって、ゼミでの交流が思い出深いものになればと願っている。しかし、同じく恥ずかしがり屋が多いと言われている国の学生同士のためか、なかなか打ち解けた雰囲気にはならない。なんとかしたいと、毎週試行錯誤を重ねている。

そうしたなか、教員になって間もない頃のことを思い出すようになった。大教室での講義よりも、少人数教育のゼミの方が難しく、毎週のゼミは緊張の連続であった。しかし、ある程度経験を積み、自分の流儀らしきものを確立した後は、毎年同じことの繰り返しになっていたのではないか。反省することしきりである。

留学生たちが帰国するのは、まだしばらく先である。北欧に留学を希望するようなゼミ生が現れることを期待しつつ、ゼミの進め方を思案する日々は、まだしばらく続きそうである。

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