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段秀樹さん(商3)が日商簿記1級最優秀者に

——公認会計士試験合格を目指して勉強中

三村会頭より表彰状を受け取る段さん(右)

昨年6月に行われた第140回日商簿記検定試験において、最優秀の成績で最上級(1級)に合格した商学部3年・段秀樹さんが6月2日、日本商工会議所から表彰を受けた。「もともと数学が好きで、数字を使った仕事に就きたい」と語る段さんは公認会計士を目指しており、次はその合格に向けて、日々勉強に励んでいる。

段さんが受験した回は、日商簿記1級受験者数8108人のうち716人が合格(合格率8.8%)。段さんはその“狭き門”の中でも、トップの成績を収めた。1級は公認会計士や税理士など国家資格への登竜門とされ、合格すると税理士試験の受験資格が得られる。

この日行われた表彰式には、段さんら日本商工会議所の2015年度各種検定試験(日商簿記、リテールマーケティング、日商PC)1級にトップ合格した最優秀者5人と、日本商工会議所の三村明夫会頭ら関係者が出席。

三村会頭はあいさつの中で、「1番の成績を挙げたこと以上に、そこに至る努力のプロセスは、おそらく非常に汎用性がある。これは皆さんのこれからの人生にも、大いに役立つと思う」と5人の努力をたたえた後、一人ひとりに表彰状と記念品を授与した。

段さんは「1位という成績には驚いたが、素直にうれしい。公認会計士試験合格のため、また合格後に活躍するためにも、簿記1級で学んだことを生かしていきたい」と意気込んでいる。