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ガスハイドレート研究所 表層メタンハイドレート・フォーラムを実施

——3年間にわたる調査研究の成果を報告

これまでの成果を説明する松本特任教授

明治大学研究・知財戦略機構ガスハイドレート研究所は6月28日、2013年度から2015年度の調査成果を報告する表層メタンハイドレート・フォーラム「資源化を目指して:2013-2015年度調査の成果報告」を開催。約200名が参加した。

ガスハイドレート研究所は、地球表層に広く分布することが判明したガスハイドレートを総合的に調査・研究するため、2012年に明治大学研究・知財戦略機構の研究ユニットとして設立。2013年度からは経済産業省のメタンハイドレート開発促進事業の一部として、(国研)産業技術総合研究所の再委託を受け日本海周辺での資源探査を実施してきた。



本フォーラムでは、2013年度から2015年度までの調査成果の報告およびポスターによる研究発表が行われた。

開会のあいさつに立った土屋恵一郎学長は「明治大学として先進的なエネルギー研究が多くの方々の中で議論され、評価されることをうれしく思う」と、本フォーラムへの思いを語った。

続いて行われた講演では、「メタンハイドレート開発に関する政府の取り組み」と題し、経済産業省資源エネルギー庁の溝田健志氏が登壇。国としての本研究に関するこれまでの取り組みの背景と、今後の方向性について報告を行った。

調査報告では、松本良特任教授(研究・知財戦略機構、ガスハイドレート研究所代表)より「表層型メタンハイドレートの資源量把握:2013年度-2015年度調査の成果」の発表が行われ、「当初の見通しを上回る成果を挙げ、世界に発信すべき新知見を豊富に蓄積することができた」と、3年間にわたる調査・研究の成果を強調した。