Go Forward

リバティアカデミー校友会寄付講座 本田直之氏、野尻佳孝氏が新しい生き方・働き方を語る

600人を超える受講者を前に講演した本田氏(右)と野尻氏

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは6月9日、「『人生は壮大な実験だ!』常識にとらわれない新しい生き方・働き方」と題する明治大学校友会寄付講座を駿河台キャンパス・アカデミーホールで開催。本田直之氏(レバレッジコンサルティング㈱代表取締役社長/1991年商学部卒)と野尻佳孝氏((株)テイクアンドギヴ・ニーズ代表取締役会長/1995年政治経済学部卒)が対談した。

本田氏は、シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画、常務取締役としてJASDAQ上場に導いた。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業などを行いながら、ノマドライフの先駆者としても知られ、日本・ハワイ・欧州を中心に仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送っている。野尻氏は卒業後、住友海上火災保険㈱(現:三井住友海上火災保険㈱)に入社。1998年に独立し、ブライダル関連事業を行うテイクアンドギヴ・ニーズを起業し、2001年ナスダック・ジャパン(現JASDAQ)に当時史上最年少で上場を果たした。

講座は、野尻氏出身の明治大学附属中野中高時代の恩師や、大学ラグビー部の先輩が駆けつける中、両氏の対談からスタート。「複数の仕事を掛け持ちする相乗効果」「シンプルであることの難しさ」「ゴールを定め、逆算で考えることの大切さ」「生きるために必要な能力」など、経営者、そして一人の人間としての在り方について、これまでの経験を踏まえて話題が展開され、野尻氏からは、「会社存続の危機があり、その時に仲間に助けられた」といった貴重なエピソードが紹介された。コーディネーターの藤江昌嗣経営学部教授は、「それぞれ世界をフィールドに活躍され、計り知れない経験を重ねてこられたお二人が揃ったからこそ聴けるエピソードばかりで、大変貴重な機会をリバティアカデミーで迎えられたことを嬉しく思う。今後も本学学生を導いていただきたい」と語った。

質疑応答では、「留学で得たスキルはなにか」「ビジネスで成功する人とできない人の違いは」「仕事をする上でのゴール・目標設定は重要か」など、受講した学生や社会人から多くの質問が寄せられた。受講後には「久々にわくわくすることができた。いろんな人に会い、いろんな価値観を学ぶ機会を増やしたい」といった受講生の声も聞こえてきた。