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教育開発・支援センター 第2回「新任教員研修」を実施

グループワークでは活発な議論が交わされた

教育開発・支援センターは7月16日、駿河台キャンパス・リバティタワーで新任教員研修を実施し、43名が出席した。

この研修は当該年度に任用された専任教員と特任教員を対象に、本学の教育理念、教員としての心構えなどの理解を促し、教員自身の自己啓発意欲を高めることなどを目的に2003年から継続的に取り組まれている。4月に続いて第2回となる今回は二部構成で行われ、明治大学人権委員会と共催の「人権講演会」も併せて実施。新任教員以外の教職員も参加した。

第一部では、千田亮吉教育開発・支援センター長(副学長、商学部教授)から研修の概要説明に続き、小野島真副教務部長(政治経済学部教授)が「明治大学の入試概要」、阿原一志副教務部長(総合数理学部教授)が「広報・オープンキャンパス、志願・入学する学生の特徴等」、上野正雄副教務部長(法学部教授)が「明治大学の就職キャリア教育」の3つのテーマについて説明。受験生の獲得から卒業生の送り出しまで、本学の一連の取り組みについて紹介した。
第二部では、臨床心理士の伊藤直樹文学部教授による「心の病を抱えた学生の理解と対応」、ハラスメント対策コンサルタントの樋口ユミ氏による「キャンパス・ハラスメントについて」と題した講演がそれぞれ行われた。伊藤教授は、本学の学生相談の現状・特徴に関する説明や、具体例をあげて学生対応の留意点を解説。一方、樋口氏は、ワークシートを活用したグループワークを取り入れながら、「ハラスメントとは時代感覚や価値観によって変わっていくもの。立場や環境による違いを受け止めることが重要」と訴えかけ、参加者間の気づきを促した。

参加した新任教員からは「入試や学生相談について、具体的に知ることができた」「アクティブ・ラーニングの手法として、グループワークの有用性を実感した」といった声も聞かれ、研修内容について理解を深めた。