Go Forward

リバティアカデミー「作って知ろう!世界が注目する折紙工学」

折紙で作った帽子をかぶり、最新技術にも興味津々

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーと先端数理科学インスティテュート(MIMS)は7月2日、日本伝統の折紙を活用した「折紙工学」を体験できるオープン講座「作って知ろう!世界が注目する折紙工学」を中野キャンパスで開催。子どもから大人まで約60人が、展開・収縮が可能な立体物を紙から作る折紙工学の世界を体験した。

この講座では参加者が8班に分かれ、冒頭に萩原一郎特任教授(MIMS所長)が班ごとの制作課題を発表。「コップ」「帽子」「折紙ハニカム(蜂の巣のように正六角形を隙間なく並べた構造体)」などの制作課題を萩原特任教授が解説し、展開物が印刷された型紙が各班に配布された。型紙に印刷された枠線に合わせて展開図を切り抜き、折り線に沿って山折り・谷折りを繰り返すと、平面だった紙が徐々に立体物に。参加者は、慣れ親しんだ折紙とは少し異なる作業に没頭しながら、折紙工学の世界を楽しんでいた。

参加した小学生の兄妹は、「とても楽しかった。今度は建物を作ってみたい(小学1年・女子)」、「『反転らせん』を作ったが、仕上げの部分が難しかった。まだ誰も作ったことのないものを発明したい(小学4年・男子)」と笑顔で語り、ものづくりの楽しさを実感したようだった。