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2016年度 校友会定時代議員総会を開催

学生、教職員、父母・校友の多様性を認め「明治はひとつ」と向殿会長 卒業生校友表彰を受けた木村家と浅沼家

明治大学校友会(会長=向殿政男名誉教授)は7月31日、駿河台キャンパス・リバティホールで2016年度の定時代議員総会を開催した。

代議員総会は校友会の会則が定める重要事項を審議・決定する会議で、当日は代議員総数603人中、委任状を含め516人が出席。大学からは来賓として、柳谷孝理事長、土屋恵一郎学長をはじめ役員が出席した。

総会は、物故校友への黙とうを捧げた後、德丸平太郎副会長の開会の辞でスタート。国歌を斉唱し、大学および校友会役員が紹介された。

村山富市名誉会長のあいさつに続き登壇した向殿会長は、梅雨明けの猛暑にもかかわらず、全国および韓国・台湾から大勢の代議員が参集したことへの謝辞を述べた上で、「最近再会した教え子が、『明治大学は私の誇りだ』と言ってくれた。これは、教育研究に携わった教職員、学生や父母、そして、それを支えた校友の皆さんの努力の結実だ」と、“明治はひとつ”のスローガンをあらためて力説。また、世界中の校友をつなぐ「紫紺NET」や、地方出身学生を支援する「つなげ!紫紺の“たすき”」奨学金など、さまざまな取り組みを紹介した上で、「少子化やグローバル化など時代の変化とともに、母校へのさらなる支援が必要」と校友会教育・研究振興基金創設に関わる慎重な審議を依頼した。さらに、「母校にどういう恩返しができるか、皆さんと心をひとつにして取り組んでいきたい」と、7年目を迎える校友会長としての意気込みを示した。

続いて、来賓を代表して柳谷理事長、土屋学長、佐々木晃連合父母会長がそれぞれ日頃の感謝や祝辞を述べた。

その後、議長団・議事録署名人らを選出して議事に入り、昨年度会務の報告と決算、2016年度事業計画・予算などについて審議し、それぞれ提案どおり承認された。

議事終了後は、卒業生校友表彰が行われ、3人の兄弟で明治大学を卒業した、木村国芳氏(1956年政経卒)、義彦氏(1964年工卒)、成忠氏(1965年法卒)、また、親子孫3代にわたって明大を卒業した浅沼紀雅氏(1962年法卒)、剛志氏(1989年商卒)、優紀氏(2016年文卒)の2組の校友をそれぞれ表彰した。このほか、11月12日、13日に「全国校友鳥取大会」を開催する鳥取県支部への大会旗のリレーや、鳥取大会実行委員会による大会PR、来年度開催の沖縄大会の案内も行われた。

最後は、万歳三唱後に肩を組んでの校歌斉唱。齋藤柳光副会長が閉会の辞を述べ、総会は盛会のうちに終了した。

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