快適な会場を維持するエコステーションを担当する学生
「被災したからといって、しょげていても仕方ない。“やるしかねぇべ”」という町の若者の声で始まった夏祭りが8月6日、新地町総合公園で開催された。前日の準備に始まり、当日のプログラムの運営、会場の整備案内など祭りの実施に文学部・平山満紀ゼミ(総勢17人)、体育会ローバースカウト部(総勢20人)が復興支援活動の一環で参加した。
当日は、会場中央に設置された舞台で、応援団バトン・チアリーディング部OGの松本ありさ(和泉教務事務室)をリーダーとするトパーズの演技で幕を開けた。会場内に設営された明治大学ブースでは、恒例の松永基希(経営学部事務室)によるけん玉教室、トパーズのチア体験に加え、体育会ローバースカウト部のぶんぶんごま作り教室、平山ゼミによるバルーンアートなど新しいプログラムが展開され、来場した子どもたちにも多くの笑顔が見られた。今年で6回目を迎え、参加する町の人々の笑顔が増えたことと同時に、「顔なじみ」の人々と数多く再会し、支援活動の継続性を実感させられた夏の暑い1日であった。
鳥居 高(商学部教授)