Go Forward

就職活動体験記「就職活動は自分を知ることからスタート」

理工学部機械情報工学科4年 渡邉 凌(内定先:凸版印刷 株式会社)

私が就職活動を通して最も大切だと感じたことは、何よりもまず、自己分析です。自己分析をする際、自分のことを分かったつもりになり、自分のことを他者に聞く必要があるのだろうか、と考える人もいるだろうと思います。実際に私自身もそう考えていましたし、他者から見た自分について問うのは恥ずかしいと感じていました。

しかし、選考が進むにつれて重要なのは、その企業を調べて褒めることではなく、自分自身を知り、その企業にどのように貢献できるかであると私は感じました。自分自身を知るためには、自分が行動を起こした経緯など、過去の自分の経験を振り返り、挫折の乗り越え方や反省点もふまえて考えてみることが大切だと思います。そして、就職キャリア支援事務室の方々や周りの友人から意見をもらい、客観的に自分を分析することで、私は一人では気付くことのできなかった自分の良い点・悪い点に気付くことができました。

私が就職活動を乗り越えることができたのは、自己分析を納得できるところまで突き詰め、恥ずかしがらずに自分と向き合って企業と自分の適性を考える時間を設けたためであると思います。勿論、就職活動は自己分析だけでできるものではありません。企業研究をする際には学生対企業の場である説明会や企業対企業の場である展示会、OBの方々を訪問し、お話を聞くこともありました。実際に足を運び、働く社員の方たちの姿を見なければわからないことも沢山あると感じました。

就職活動中、思い通りにならないこと、辛いと感じる時期があるかもしれません。ですが、自分自身を見つめ直し適性を考えてみることで、自分に合った企業は必ず見つかります。皆さんのこれまでの経験一つひとつを活かして、一生に一度の就職活動を悔いの無いようにできることを願っています。