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留学体験記 アメリカ・協定留学「留学という成長の場~アメリカ留学を経て~」

政治経済学部3年 長澤 悠太

私は協定留学制度を利用し、ニューヨーク州立大学ニューパルツ校に1年間留学してきました。留学のきっかけは高校時代のイギリスへの短期留学を経て、まだ知らない世界をもっと見てみたいと思ったことです。

現地では自分の学びたいことを学ぼうと思い政治学、民俗学、経営学、コミュニケーション学、演劇学など幅広い分野から学びました。特に印象に残ったクラスは「United Nations Semester」というクラスで、週に1回ニューヨークの国連本部に出向き、そこで実際に働いている方々から現在の状況や起きている課題を聞き、その内容についてクラスでディスカッションするという授業です。膨大な課題量がありかなり苦労はしましたが、国際関係についての学びを深めることができ、その経験は自分の視野を広げ、物の見方を変えてくれるものでした。

友人にも大変恵まれました。最初はルームメイトと意志疎通をすることさえ難しかったのですが、帰国前には1日の大半を一緒にすごし、つらいときは朝4時まで話を聞いてもらうなど、言語や国籍の壁を越えた真の友人になることができました。また多様なバックグラウンドを持った留学生の友人や現地の友人と交流する中で、様々な違いに衝撃を受け、自分が今まで無意識に持っていた信念や価値観を、ゼロから考え直す良い機会になりました。

これから留学をする人に伝えたいことは、すべては自分次第であるということです。学ぶ、挑戦するための環境は十分に用意され、自分次第で留学をどのようなものにも変えることができます。だからこそ大切なことは自分の目標をしっかりと持ちそれを見失わないことではないでしょうか。普段はできないことに数多く挑戦できる貴重な時間の中で、自分らしく本当にやりたいことをやっていく。そんな選択ができる「強さ」を持っていることが大切ではないかと思います。

最後に、自分にとって留学は今までの自分を大きく変えてくれるものでした。少しでも興味がある学生はまず一歩、動き出してみてはいかがでしょうか。