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国際連携本部×BBC「グローバルイベントと国際ジャーナリズム」を開催

藤崎氏、大井氏、蟹瀬教授によるクロストーク 大井真理子氏による講演

国際連携本部は11月2日、SPECIAL SESSION with BBC WORLD NEWS「グローバルイベントと国際ジャーナリズム」を駿河台キャンパス・グローバルホールで開催。明大生ら約130人で会場は埋め尽くされ、国際問題への関心の高さがうかがわれた。

大六野耕作副学長(国際交流担当、政治経済学部教授)のあいさつで開演したイベントは、すべてのセッションを英語で進行(同時通訳あり)。日本人で初めてBBCワールドニュースレポーターを務めた大井真理子氏による講演「BBCワールドニュースのグローバルイベント報道」では、EU離脱を問う英国国民投票といった大きなグローバルイベントをBBCワールドニュースがどのように報道したか、BBCの取り組みについて紹介があった。

大井氏の講演に引き続き行われたクロストークでは、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部特命全権大使や、アメリカ合衆国駐箚特命全権大使などを歴任した、一般社団法人日米協会会長の藤崎一郎氏、大井氏、米AP通信社記者、仏AFP通信社記者などの経歴を持つ蟹瀬誠一国際日本学部教授が、1週間後に迫った米大統領選挙をテーマに展開。「ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏、どちらの勝利を予想するか」「トランプ氏が勝利した場合とクリントン氏が勝利した場合、それぞれ日本にどのような影響があるか」「トランプ氏は、数々のトラブルや噂にも関わらず、なぜ大衆に支持されるのか」「メディアはどのように報道のバランスを取るべきか」など、明快な切り口で白熱した議論が交わされた。

最後の質疑応答では、「なぜ国際的なジャーナリストや外交官を志したのか」など、明大生が登壇者へ英語で質問。登壇者は、「チャンスはいつ訪れるかわからない。人とのつながり・ネットワーキングを大切にして欲しい」「ただ与えられたものを読んで満足するのではなく、自分で考え・比較し・意思決定するプロセスを大事にし、将来へ向けて準備して欲しい」とエールを送った。イベントは約1時間半にわたって行われ、参加した明大生が、国際政治に対するジャーナリストとしての報じ方などを学ぶ貴重な機会となった。