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米国防総省・シアー筆頭副次官が講演、学生との対話も

「日米は強固な同盟関係にある」とシアー氏 学生からも鋭い質問が投げかけられた

国際総合研究所(MIGA)は、米国防総省防衛政策担当筆頭副次官のデビッド・シアー氏を招き、「アジアへのリバランスと日米関係」をテーマにした特別講演会を11月16日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催。政治経済学部の伊籐剛教授のゼミ生ら多くの学生が参加し、シアー氏との対話も実現した。

激動するアジア太平洋の経済・安全保障環境を前提に、地域情勢に精通するシアー氏は講演で、先の米大統領選挙の結果を受け、新政権がオバマ政権時代から推進する「アジアへのリバランス」政策をどう位置づけ、今後の日米関係がどうあるべきかを力説。「日米間には経済・安全保障など共通の利害に基づいた強固な同盟関係がある。今後もこの関係が深化していくことに疑いはない」と述べた。

対話の場面では、トランプ次期大統領の就任による今後の米国、歴史認識などの課題を抱える日米韓の今後、米韓の防衛政策と中国の関係、北朝鮮問題といった質問が学生から飛び交い、シアー氏が丁寧に解説。東アジア諸国と米国との関係について議論を深めていた。