今年で7回目を迎えた図書館書評コンテストの表彰式が1月31日、和泉図書館ホールで開催された。応募総数41編の中から最優秀賞に輝いた青木美里さん(文1)をはじめ、優秀賞や特別賞を受賞した著者12人に表彰状および記念品が授与された。
同コンテストは、明治大学図書館約255万冊の蔵書から1冊を選び、「この本を読んでみたい」という気持ちを喚起させる文章で競い合うとともに、明大生がより一層読書に興味を持ち、図書館を積極的に活用することを目的に開催されている。
受賞者を代表して登壇した青木さんは、「子供の頃から本を読むことが好きで、同じくらい書くことも好き」と文学部への進学理由を述べるとともに、「本は私たちの世界を広げ、読んだ人の人生を変える力も持っている。これからもたくさんの本に触れ、小説家という夢に向けて精進していきたい」と、将来に向けての思いを力強く語った。
同コンテストは、明治大学図書館約255万冊の蔵書から1冊を選び、「この本を読んでみたい」という気持ちを喚起させる文章で競い合うとともに、明大生がより一層読書に興味を持ち、図書館を積極的に活用することを目的に開催されている。
受賞者を代表して登壇した青木さんは、「子供の頃から本を読むことが好きで、同じくらい書くことも好き」と文学部への進学理由を述べるとともに、「本は私たちの世界を広げ、読んだ人の人生を変える力も持っている。これからもたくさんの本に触れ、小説家という夢に向けて精進していきたい」と、将来に向けての思いを力強く語った。
講評を行った山泉進図書館長(法学部教授)は、協賛書店に対して謝辞を述べるとともに、応募作品について講評。全体的に文章レベルが高かった一方で、表現方法や文章構成といった部分が画一的だった点、1年生の応募が多かった点などに触れ、「今後も継続していくことが望ましい」とその意義を訴えた。
表彰式後の懇親会では、それぞれの受賞者が応募したきっかけや書評した本への思いを披露。本を通してお互いを知る貴重な機会となった。
表彰式後の懇親会では、それぞれの受賞者が応募したきっかけや書評した本への思いを披露。本を通してお互いを知る貴重な機会となった。
第7回 明治大学図書館書評コンテスト
最優秀 | 青木 美里(文1) | 『何者』朝井リョウ 著 | |
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優秀賞 | 秋田 珠希(文1) | 『図書館の魔女』高田大介 著 | |
滝田 岳臣(文1) | 『県庁の星』桂望実 著 | ||
特別賞 | 紀伊國屋書店賞 | 安田 英広(文3) | 『好き?好き?大好き? 対話と詩のあそび』 R.D.レイン 著/村上光彦 訳 |
三省堂書店賞 | 星 和也(法4) | 『チェルノブイリの祈り 未来の物語』 スベトラーナ・アレクシエービッチ 著/松本妙子 訳 |
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加藤木一紘(文1) | 『あしたから出版社』島田潤一郎 著 | ||
丸善雄松堂賞 | 百瀬 耕平(政経2) | 『かのように』森鴎外 著 | |
佳作 | 有馬 武蔵(文1) | 『チップス先生、さようなら』 ジェイムズ・ヒルトン 著/白石朗 訳 |
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諸井 美優(文1) | 『注目すべき125通の手紙 その時代に生きた人々の記憶』 ショーン・アッシャー 編/北川玲 訳 | ||
関根 純(法2) | 『その日のまえに』重松清 著 | ||
松本 航平(文4) | 『言の葉の庭』新海誠 著 | ||
大木 夏子(文4) | 『大村智物語 ノーベル賞への歩み』馬場錬成 著 |
※書評対象図書は中央図書館1階の特設コーナーで3月下旬まで展示予定