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秋学期「交換留学生修了式」 留学生91人が明大での学びを終える

小室国際教育センター長から修了証を受け取るリョウさん

明治大学での交換留学プログラムを秋学期で修了する91人の外国人留学生の「交換留学生修了式」が1月30日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで行われ、1学期間または1学年間の留学を終える留学生らが出席した。この交換留学プログラムは、明治大学と海外の大学間または学部・研究科間の協定に基づくもので、協定校の数は、38カ国・地域210大学(2016年12月現在)に広がっている。

冒頭、小室輝久国際教育センター長は「2つのお願い」として祝辞を述べ、「修了後も、みなさんは常に明治の一員であることを忘れないでほしい。世界中に50万人以上いる明治の卒業生を頼り、また同時にみなさんには明治の仲間を助けてもらえれば」と語った。さらに、「大学のモットーは『権利自由』『独立自治』。最近は、世界的には内向き・排外的な志向の高まりもみられるが、人々が行き交う社会では、皆さんのように互いの権利や自由を尊重し、ぜひ多様性を大切にしてほしい」とエールを送った。

修了証の授与は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学からの留学生リョウ・ジェシカさん(文学部)が代表を務め、日本語・英語両方のスピーチで半年間の留学の思い出を語った。また式の中では、明治大学の国際化および留学生を支援している連合駿台会の田村駿会長から、全員に記念品が贈られた。

修了生の1人、イタリア・ヴェネツィア大学からの留学生ムツィ・アレッサンドロ(商学研究科)さんは「理論経済学などを日本の大学で学ぶことができたのに加え、日本語教育センターの日本語授業を週3日受講し、12月の日本語能力試験ではN1(最上級)に合格できたことはとても良かった」と笑顔で振り返っていた。